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  • 孤高 ~心を味わう〜

    草月 (東京都北区東十条) 

     最近、意識してどら焼きを漁ってます。
    こちらは東京三大どら焼きに数えられる、言わずと知れた老舗。
    "どら焼き" や "とら焼き" ではなく、"黒松" という名称も特徴。
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     その黒松はとても個性的かつ洗練され切った美味しさがあり、
    たかがどら焼き、、、それほどの違いはないでしょ?
    と、たかをくくっていた自分にカルチャーショックを与えてくれました。
    こういう衝撃というかイメージ打破されるのはとても気持ちが良い。
    いわゆる 『超えてくる』 というやつなんでしょうね。


    草月さんは行列でも有名で、本日も結構な列をなしていましたが、
    列んでみれば案外早いものです。  行列嫌いな方には苦痛でしょうけど。
    全然許容範囲内でした。  (20分ほどで店内に辿り着けた)


    ここは和菓子屋さんですが、ほとんどの客は黒松目当て。
    中には普通に和菓子買う方もいらっしゃって、それはそれで贅沢というか、
    常連&ご近所さんの為せるところかなと。
    そして黒松を購入する人のほとんどが爆買いしてます(笑)
    ボクは自分で食べる分だけが欲しいだけなので、必要にして最小限GET。




     黒松
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     虎模様があり、なんだか威厳ある感じ、、、ですが1つでいうと100円強という激安さ!
    老舗でのこの低価格も人気の秘密でしょうね。


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     想像してたより小ぶりだけど、プクッとした膨らみのある愛らしい形。
    パクッと口に含めば、、、 おぉ! フンワリと軽さ極まりない!
    そして黒糖とハチミツを練りこんだ外皮の何とも言えぬコクやかしい味わい。
    濃密ながら明るくキレる旨さです。
    味に温かみのある小豆の食彩を軽やかに甘く、そして埋もれることのない輪郭の粒あん。
    芳しい外皮と相まって、凛として高らかな美味しさを発しますね。
    フランス菓子のような 『ハッ!』とする事はありませんが、
    実直で、見てくれだけじゃない素朴な奥深さのある味わいに魅了されます。
    食べてみて印象としては、素朴なんだけど旨さに艶があり、とても洗練されてるな、と。
    ちょっとこの世界は、目に見えないところが奥深そうです。


     普段食べてる甘味とは全く違う世界観にハマりそうです。
    今後東京では、意識して食べていきたいと思います。





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    茶寮 宝泉 (京都市左京区下鴨) 

     紅葉燃えさかる都。  紅葉狩りはせず味覚狩りの上洛。    

    しかもお目当てのフランス菓子店と和食店にフラれたので、
    一体何しに来たの?状態、  と 言いたいところですが(笑)
    そこは京都。  好きなお店はほぼほぼ決まっているので、
    その巡りだけでも十分です。   
    ボクにとってこれぞレジャー感覚。  普段と違って食べ歩きしてる気持ちになりますね。

     

     そして白川からビュ~っと。   わらび餅を食べに、久々の宝泉さん。
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     こちらの庭で紅葉狩り出来た! ラッキー。









     圧巻の庭を眺め凛とした空気に身を包みながら、お通しされる焙じ茶と大徳寺納豆を頂く。
    わらび餅は注文後に練り上げるので時間がかかるんだけど、
    この "待つ時間" の優雅さこそ、このお店の魅力であったりもします。
    大徳寺納豆美味いし。




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     もちろん抹茶もお願いしてあります。  

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     説得力というか、重みを感じます。   
    が、茶寮、お菓子屋としては宝泉さんの歴史は京都の中では浅い方だとか。
    それでも 創業ン百年 なんだけど。









     わらび餅
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     さすがに美しい。
    プルンプルンで柔らかくもコシがあります。
    チュルンと滑り込むように口の中へと。 噛みしめるとフワ~~~っと舞うような蕨粉の風味。
    香り高さは随一です!  黒糖のようなコクを持ちながら上品で上澄した味わいは超上質。
    甘さは強いです。
    供される黒蜜があるんだけど、甘さと風味が強くわらび餅の繊細さを殺してしまうので、
    ボクはかけません。    が、、、  かけても美味しいと思います。


     好みとはまた違うんだけど、こちらで頂く圧倒的なわらび餅には惹かれるものがあります。
    ホンモノは胸にズドーーーンとくるし、身勝手な好みを超えて響いてくる気がします。
    そして行列してても待てば入れるし、客捌きもしっかりしてるので『待ち損』もありません。


     ここへ来たという満足感に似た達成感も生まれるし(笑)
    究極に近い唯一無二を感じる、好きなお店の1つです。






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    喫茶室 嘉木 (京都市中京区寺町通) 

     京都を代表する巨塔の1つ、一保堂の本店内に併設された喫茶室。
    秋宵の静やかな一番星の下、ホワッと咲くような灯がよく映えます。
    3のコピー

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     ここ、とても楽しい!  美しき流れを持つ伝統を気軽に、そして緻密に味わえる。
    間口広く敷居も低いので、ボクのようなド素人でも『一流』を楽しむ事ができます。
    茶舗店内は美味しいお茶を求める人で混雑してるけど、喫茶室は清らかな空気が漂う
    穏やかな雰囲気で、何とも心地良いです。
    接客もフレンドリーながら『さすが』と思わせる名店ならではのもの。

    「淹れるところからご自分で」が嘉木の喫茶スタイルです。 スタッフが淹れ方をご案内いたします。
    丁寧に淹れたお茶本来の持ち味を和菓子と共にお楽しみください。


    ふむふむ。  ボクはかなりの不器用者ですが、スタッフさんのとても分かりやすい説明のもと、
    美味しく、一流の茶の味わいを存分に堪能することができました。
    茶補でもそうなんだけど、相手目線でしっかり対応してくれる。。。
    これこそがこちらの繁栄の源というか魅力なんだろうな~。  素晴らしいと思います!





     さて!  お抹茶も良いんだけど、、、 ボクの中での京都の雅といえば、、、
    玉露です。  忘れられない玉露の味わいがありまして。
    それはここ一保堂さんではないんだけどね。   (そこはまた次回・・・)
    なので玉露の中で2番目に表記されてるお茶を選択。

     
     麟鳳
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     100度の熱湯が入ったポットから、湯飲みへと湯を落とす。。。
    それで大体7度ほど湯温が下がります。  10秒くらい待てばさらに3度、
    計10度くらい1つの湯飲みで下がる計算。
    玉露は低温抽出基本なので60数度くらいまでグッと下げます。
    3つの湯飲みに順繰り順繰り湯を移し替えて温度を下げてゆく。
    これが何とも楽しくて(笑)   工夫茶みたいでこのプロセスからも喫茶ですね~
    そして茶葉を投入した急須に注いで40秒ほど待ちます。

     抽出されたお茶は・・・  見ての通り色は薄いんだけど、味わいは、、、
    グルタミン酸!!!  旨味のかたまりのような味わい。
    コレですコレ!  
    トロ~っとした旨味がジュワ~っと口の中に広がり、碧がス~~~ッと染み渡る感覚。
    美味い! と思えるのが先か、凄い!と思えるのが先か。
    圧倒的な味わいにウットリ。
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     一煎出した後の茶葉。
    まだ深緑と華やかな香気を放ってます。  香りも大切なエキス。



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     お茶うけの和菓子も、一保堂セレクトで名店のものを日替わりで提供されてるようで。
    こちらは利保の御饅頭だったかな。   美味しくマレッヂレヴェルの高いお菓子でした!
    こちらのセレクトでその和菓子店を知り、そこからファンになる、、、という人も多いのも頷けます。







     3煎目
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     旨味と渋みに丁度良いバランスが出てきて、馴染みある美味しさへとなるのが3煎目くらいかな。
    この辺りが飲みやすく好きな味わいです。   茶葉は黄色がかった明るさへ。






     5煎目
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     さすがに渋み優勢で緑茶らしい味わいになってきた。
    でもでも、それでもかなりの美味しさを感じます!  ぐび呑みするならこれくらいか。
    お茶菓子の高貴な甘さが光りだします。

    まだまだ絞り出せそうだったけど(笑)  ここいらが潮時と悟って終了。






     お店の雰囲気、、、
    特に、手入れ行き届いた中庭の侘び寂びて凛とした感じが素敵。
    京都そのものを知れたような気分に浸りながら。

    味覚だけじゃなく、
    こういった老舗の雰囲気も好きだし、今なおその最前線であり続けるお店って素敵です!





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    出町ふたば (京都市上京区出町通) 

     やはりここも外せませんね。
    いつも物凄い大行列ですが、予約してあるので行列をかき分けての即GET!
    意外と知られてないのかな。  
    まぁ行列列ぶのも観光気分味わえるし、案外早くさばけるしね。

    いつも豆餅ばかり購入しちゃうんだけど、他の生菓子、干菓子や赤飯なんかも食べてみたいな。
    都での歴史を感じさせる変わらぬ味・・・  良いですね~ 
    作りたくとも作れない領域の "何か" を感じます。  それは深く刻まれています。

    本日は毎度ながら豆餅!!!
    と、この季節ならではの限定菓子、丹波の栗を贅沢に使用した栗餅もGET!!!

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     名代豆餅
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     フルフルで赤ちゃんのホッペみたいな羽二重、、、 食べてしまいたい・・・
    あ、食べちゃうんですけど。。。
    塩蒸しされた大きな赤エンドウ豆は豆の風味と確かな食感を残し、
    塩気とホックリとした口当たりでもって、上品で甘やかな漉し餡と絶妙に織り合います。
    やっぱ美味いなぁ~   豆大福というと田舎ぽいイメージなんだけど、
    都で長く愛されてる豆大福だけあって、どこか高貴なんだよね。








     栗餅
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     豆大福と基本は同じなんだけど、中には大きな栗がマルッと入ってます。
    新栗の旬だけの限定販売。
    余計な味付けはせず、栗そのものをシンプルに魅せてくれます。
    過度な仕事感はなく、ダイレクトに栗です!
    渋皮もつけたまま蒸されてるようで、ポクッっとした食感と自然な甘さが特徴。
    羽二重や餡すら無駄なく存在している印象と感じます。
    奥深いなぁ~  魅せ方ひとつでガラッと違う。





     さすが知り尽くしてる観があります。   京都の秋をどう感じさせ魅せるか。。。
    真似のしようのない老舗の雰囲気も好きだし、
    ひとつのお菓子に乗っかる歴史も味わいながら頂くと、実に感慨深い美味しさに満たされます。






     
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    栗きんとん食べ比べ (岐阜県加茂郡八百津町) 

     栗きんとんといえば、岐阜の他の地域が有名なのですが、
    八百津町こそ “栗きんとん発祥の地” という説もあり、ボクはそれを信じております。
    特に、亀喜総本家、緑屋老舗、梅屋の3店をY3と呼んで、昔から支持してます。

    今回、久しぶりに食べ比べツアーと称して(笑)、3店食べ比べを目論みましたが、、、
    八百津町への到着が遅く、梅屋は閉まっていたため結局の所 2店での購入。
    個人的には梅屋が好みなので、食べられなかったことは非常に残念。
    でも地元の人によると、、、 毎日美味しさの順位が変動するらしい(笑)
    やはり “変なものを” 使ってないので、パーソナル差はあるでしょうね。
    ナチュラルの証しだと思います。
    そんな正しい食ゆえのブレも楽しめたら面白いんだろうなぁ~








     緑屋老舗
    緑屋老舗 (1)

     うん! やはりここは安定の『緑屋の味』を感じます。
    栗そのものの味わいが生かされ、甘さのキレもあってとてもスマートな味わい。
    素朴の中の華やかさがあって、完成度の高さがあります。
    鼻を抜ける香りはブライト。










     亀喜総本家
    亀き (2)

     うん! こちらは素材がガツンときます。
    白檀のようなウッディな風味が奥にあり、そこから広がるコクに栗きんとんの妙を感じます。
    味わいのラインは素材にタイト。  鼻を抜ける香りはビター。
    素材を生かしきる真面目な仕事。






     う~む、どちらもそれぞれの色があり、シンプルな味わいが魅力です。
    好みでいえば亀喜総本家、美味しさでいえば緑屋老舗といった感じでしょうか。
    評価などする気もないしそんな事に興味もないけど、
    こんな風に食べ比べてアーダーコーダするのは楽しいものですね。







    また梅屋さんがやってる時にリベンジしなくちゃ。




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