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  • 孤高 ~心を求めて〜

    すや (岐阜県中津川市新町) 

     今年は例年にも増して栗菓を楽しんだ気がします。
    10年以上、八百津勢の栗きんとんを食べてきましたが、
    今年は、、、 今更ながらですが、 『すや』 の栗菓子に魅せられた(笑)
    何でしょうね、、、 もともと恵那の某店より好みだったけど、、、
    回りまわって戻ってきた感じでしょうか。
    こちらの洗練された味わいというものを、冷静に感じられるようになった気がします。
    特に栗納豆の爆発的な美味しさには開化開眼!
    東洋神秘的な奥深いアロマティカルな風味に魅せられました。
    フランス菓子観で挑んでも、この洗練された味わいに魅了。
    他国文化では侘び寂びは感じられないからね。
    今年一番の衝撃的なお菓子はパリ空だけど、それと対極にあってのそっち側での一番かもしれない。
    と、言っても過言じゃないくらい栗納豆にはハマったなぁ。
    ずっとあるのにね。 気づ(か)≒(け)なかった。 この美味しさ、洗練感。
    あ、、、もちろん栗の素朴な風味を生かした栗きんとんも好きです!






     栗こごり
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     ずっと気になってたけど、初めて食べました。
    1つが5切れになってるので、5倍楽しめてお得!(笑)
    シャリッとグラスアロー的な砂糖にコーティングされた栗こごり。
    食べるとその食感が妙にクセになります。
    シャリっと噛み締めると、栗の風味がほどよくダイレクトに鼻腔を突き、
    栗粒のホックリとした粒感あるこごりの透明感。
    やり過ぎが無く、洗練された現代菓子とでもいいましょうか。
    煎茶と頂くと、、、 おぉ、、、 ここに独壇場! 
    素晴らしい美味しさが光ります。












     栗きんとん
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     秋の顔。
    今更ですが、素朴な栗の風味が生かされきった旨さ。
    甘さも控えめだけどしっかり甘く感じられ、栗の持つ味わいを邪魔しない。
    あくまで主役は栗そのものなのです。  引きの美学。
    心がOPENになってるせいか、ここまで美味しかったっけ? と自分で不思議に思えてしまうほど、
    このお菓子の良いところが感じられる。  
    日本的な美味しさ。










     栗納豆
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     何個食べても唸るわ~   自分、どうしちゃった?(笑)
    しかしこの一粒の栗、、、  凝縮凝縮されたギュギュッとした風味の凄味。
    実に奥深く、噛み締めると広がる東洋的な香り。。。
    和菓子にありがちな重苦しさはなく、むしろ軽やかで明るさのある味わい。
    美味さのポイントをピンでスっと引くような、これこそ和の旨さですね。
    しかも重厚で芳醇。



     これで来シーズンまでサヨナラかなぁ。。。
    悔いはナイゾ。







     素敵な食べ納めでした。









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    茶のいろは (瀬戸市平町) 

     予てよりお伺いしたいと思いつつ、後回しになっていたお店。
    日本茶カフェ&茶葉販売専門店です。
    オープンカウンターで明るくオシャレなカフェ店内で頂く、本格的な日本茶。
    思っていたより、、個人的印象としてはポップですが、入り口としては正解でしょうか。
    敷居感じるからね、茶の世界。
    ポップとはいえ、お茶のことになると目の色変わる店主。  いいですね~



     味が強いもの、構築性やコントラストがあるものも良いですが、
    やはり日本人は日本茶と茶菓子・和菓子の良さを忘れちゃ生けない。
    素朴さの中にある心の世界観と景色。










     深蒸し茶 (静岡)
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     お茶らしく蒼やかな風味と甘さを帯びたまろやかなコク、ほんのり渋さで引き締めるタンニン。
    さすが丁寧に淹れられていて美味しいです!
    湯のみから伝わる茶の香りが鼻腔へ抜け、爽快な飲み心地。
    派手なものではないけど、スーーーっと腑に落ちるようなアロマとリラクゼーション。








     栗きんとん
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     本日の茶菓子は栗きんとん。
    飴感高め、手作り感のあるホッと出来るような親しみある味わいです。
    お茶に焦点を当てたお菓子ですね。













     玉露 一雫  (静岡)
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     とても上手かったので玉露もオーダー。
    茶葉を見せていただけます。  香りも確認。  凄い。




     1煎目
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     色薄いけど、、、  飲んでみると、、、  おぉ!  玉露プレッソ!
    旨味の塊みたく玉露特有の旨味がジワ~~~っと広がる。
    まるで昆布茶のような玉露の旨味が染みわたるように。
    これだね~ この贅沢さはサロンならでは。







     2煎目
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     お茶らしく緑濃くなる。
    と、ともに味わいにもタンニンや日本茶要素が染み出てくるのでバランス感が面白く、
    1煎目からの引きと足しの変化が感じられます。
    5煎ほど楽しませていただきましたが、個人的好み(親しみ)としては3煎めくらいでしょうか。
    外飲としては1煎目のインパクトに醍醐味を感じますが、、、
    好みというか自分のレヴェルに合ったところが心地よく、
    煎を重ねるごとにモンタージュされてく味わいに、我自身の主張も露わになってきて面白い。

     コク~ っとして マロ~ っとした玉露の味わい、香りに贅を感じ、
    とても豊かな心地を得ることが出来ました。










     最近、積極的に日本茶を飲むようにしてます。
    高級な味わいとは違うけど、日本紅茶の先駆者の番茶がお気に入り。


















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    すや本店 (岐阜県中津川市新町) 

     栗きんとんの超有名店。   味の方も優良ですね。
    素朴さと素材感を求める人はこちらを好む傾向にあるかな?
    栗の持つ魅力的な香りを大切に表現されています。
    非地元民には栗きんとんの店といった認識が大きいでしょうが、
    それ専門使いではここの底力は見えない。
    羊羹や餅もいいけど、ボクはこれに感銘を受けました。







     栗納豆
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     栗の風味が凝縮され、どこかオリエンタリックな香りを連想させる凄味。
    力強いだけじゃなく、穏やかな大らかさもあって共振高らかな味わいです。
    キュービックな美味さ。  
    栗そのものより、次元ひとつ上の美味へと完全昇華されてます。
    紫を想わす高貴なアロマがあり、背筋が伸びる思い。
    初めて食べたけどかなり美味かった!



    一粒単位で購入出来るのも嬉しいし、その一粒にかける強い思いがあって、
    魂込められたものを、魂レヴェルで味わうような神気があり。
    尊さのある美味しさを感じました。
     

    素晴らしいな、日本の文化って。












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    八百津の栗きんとん (亀喜総本舗・緑屋老舗・梅屋  ~岐阜県加茂郡八百津町) 

     栗の季節到来。
    フランス菓子の栗菓子もたくさんあるし(洋菓子はほぼ食べません)、
    和菓子となると栗蒸し羊羹や栗きんとんを食べると、、、
    『嗚呼、、、 秋もいよいよだなぁ』 と風情感じます。

    やはり日本人たるもの、侘びさびのある和菓子の世界観を感じないとね。
    感じるというより、感じようとしないと気づけない世界だと思います。
    形ある圧倒的なものもいいけど、やはりね。  日本人に生まれたんだから。





     さて!  栗きんとん!と言えば、、、  やはり中津川や恵那でしょうね~
    あの店この店、有名どころたくさん。
    全国区な訳ですが、ボクはそれらではなく、あえて八百津の栗きんとんが好きです。
    亀喜総本舗、緑屋老舗、梅屋・・・・ という三軒の列びがある和菓子屋ストリート。
    3店の栗きんとんを食べ比べして、当年の栗の風味の違いを楽しむのです。
    毎年、自分の順位が変わるのも興味深いところ。
    手作り、自然に由来する味わい故に違いがあるのは当然の事で。
    その大らかさを楽しむ事にこそ、小さな幸せを感じたりするものだったり。
    恵那あたりの有名どころと比べると、素朴な方向にある気がする八百津栗ですが、
    だからこそのしみじみとした深味だったり、工夫による風味の引きなどが顕著で。
    全体的に滋味深く、奥の美味しさを感じてみるとゾクゾクするほどの旨さ。
    チューニングがあった瞬間の歓びは計り知れません。



    では3軒それぞれの栗きんとんを紹介。







     亀喜総本舗
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     栗の持つ香りを生かした素材感。
    甘たるくなく、トーンは明るく、サスティンも緩やかな伸び。 滑らかに感じる栗餡。
    鼻から抜ける香りは3軒の中で1番明快かな。
    バランス良い味わい、風味も1番高らか。
    栗の粒が弾ける度に高貴な香りが膨らみます。

















     緑屋老舗
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     亀喜と比べると、インパクトは弱目でも味わいの伸びやかさが印象が残る。
    口腔内にいつまでも栗の残像があり、栗欲が充たされるような満足感は高く。
    いわゆる分かりやすい味わいなんだけど、やはり手のぬくもりというのかな?
    穏やかでとても大らかさのある清い味わいなんだよね。
    それは八百津のどのお店でも、そう感じます。
    商売以前に脈々と伝わるような魂があるのです。 















     梅屋
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     素朴でストレートに栗を生かし切る。
    穏やかな甘さで素材感を高める。 香りよし。
    栗粒も存在感があり、個人的にはストライク! で、1番好み。
    深いんだよね~   侘びさび。
    自らの好みを差し出すように寄り添ってみると、、、 そこには心地の良い穏やかな世界が広がってる。
    上塗ったものではなく、儚さ・そこにロマンを感じられるようになると、より幸せが膨らむ。












     どれもドラマティックなものではありませんが、素朴でロマンのある滋味深い美味しさがあって。
    1つだけじゃ分からないものが、3つ食べてみることで浮き彫りになってきたり。
    とても楽しいものです。  
    もちろん甲乙・優劣など愚かな番付などしませんが、食べ比べてみるのはとても有意義ですね。





     どれも好きです。  それぞれの色がありますからね。
    それぞれの色の花を、それぞれに楽しみたいと思う今日この頃。











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    草月 (東京都北区東十条) 

     最近、意識してどら焼きを漁ってます。
    こちらは東京三大どら焼きに数えられる、言わずと知れた老舗。
    "どら焼き" や "とら焼き" ではなく、"黒松" という名称も特徴。
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     その黒松はとても個性的かつ洗練され切った美味しさがあり、
    たかがどら焼き、、、それほどの違いはないでしょ?
    と、たかをくくっていた自分にカルチャーショックを与えてくれました。
    こういう衝撃というかイメージ打破されるのはとても気持ちが良い。
    いわゆる 『超えてくる』 というやつなんでしょうね。


    草月さんは行列でも有名で、本日も結構な列をなしていましたが、
    列んでみれば案外早いものです。  行列嫌いな方には苦痛でしょうけど。
    全然許容範囲内でした。  (20分ほどで店内に辿り着けた)


    ここは和菓子屋さんですが、ほとんどの客は黒松目当て。
    中には普通に和菓子買う方もいらっしゃって、それはそれで贅沢というか、
    常連&ご近所さんの為せるところかなと。
    そして黒松を購入する人のほとんどが爆買いしてます(笑)
    ボクは自分で食べる分だけが欲しいだけなので、必要にして最小限GET。




     黒松
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     虎模様があり、なんだか威厳ある感じ、、、ですが1つでいうと100円強という激安さ!
    老舗でのこの低価格も人気の秘密でしょうね。


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     想像してたより小ぶりだけど、プクッとした膨らみのある愛らしい形。
    パクッと口に含めば、、、 おぉ! フンワリと軽さ極まりない!
    そして黒糖とハチミツを練りこんだ外皮の何とも言えぬコクやかしい味わい。
    濃密ながら明るくキレる旨さです。
    味に温かみのある小豆の食彩を軽やかに甘く、そして埋もれることのない輪郭の粒あん。
    芳しい外皮と相まって、凛として高らかな美味しさを発しますね。
    フランス菓子のような 『ハッ!』とする事はありませんが、
    実直で、見てくれだけじゃない素朴な奥深さのある味わいに魅了されます。
    食べてみて印象としては、素朴なんだけど旨さに艶があり、とても洗練されてるな、と。
    ちょっとこの世界は、目に見えないところが奥深そうです。


     普段食べてる甘味とは全く違う世界観にハマりそうです。
    今後東京では、意識して食べていきたいと思います。





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