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  • 孤高 ~心を求めて〜

    新橋鶴八 (東京都港区新橋2) 

     新橋駅の烏森口前にデーンと佇む、THE昭和なニュー新橋ビル。
    このリアルレトロティックビル2Fにあります新橋鶴八さん。
    少し前にその暖簾を受け継いだばかりの五十嵐親方は、今まさにノリにノってます。
    新橋鶴八といえば、、、、  まぁ蘊蓄や歴史はいくらでも情報あるので割愛。
    ここで簡単に言うならば、、、 ボクの聖地 『新ばし しみづ』 の清水親方を輩出したお店。
    (清水氏から見たら五十嵐親方は弟弟子)
    しかも18年もの長き修行を積み、鶴八の伝統をしっかりと心身骨身に刻み込んでるかと。

    しみづさんから近いので、機会が無かったのですが、、、
    やっと覚悟決めて、しみづではなく鶴八へ!

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    伝統をしっかり守りつつ、独自の世界も魅せ、その高いスキルとセンスでもって素晴らしい鮨を握ります。
    特に感じたことは、、、 酢飯の旨さ。  どの鮨タネとも共奏し、旨味を引きだすシャリ。
    旨味を感じる旨いシャリ。  フワッと酢を立て、キリッと塩でエッヂを描く。
    旨いのです。
    鮨タネは豪快に大振り身厚。  
    握り自体がかなり大きめなので、口いっぱいに鮨が膨らむ。  まさに頬張る。
    ピンではないものの、しっかりと目利きの効いたタネには迫力があり、
    仕事で旨くする鮨の本質と鮮度の両立が素晴らしかった。
    イマドキの流行りの味のような派手さはないものの、
    本物のみが持つ迫力というか凄みは十二分に感じることが出来た。
    感激とは違うものの、ジーーンと響き渡るような感動的な旨さ。
    そう、 旨いのです。 そして巧い。
    店内入った瞬間に感じる凛とした空気、でもってアットホームな下町情緒もあって。
    イメージするところの江戸前鮨の江戸前鮨たる所以。 
    ピッタリとツボにハマりました。












     いか
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     身厚でパツッン歯切れるリズミカルな食感、甘くトロける口溶け。
    シャリの旨味との共奏に光。 













     たい
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     鮮度重視だけど硬直はなく柔らかな口当たりでモッチリ。
    仕事由来の塩気でもって、鯛の持つ旨コクと香りをリードします。












     とり貝
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     わぉ! 見たことないくらい身厚! しかも2枚付け!
    シャクっとしてコリッコリ、貝の甘さに満ちた最高に旨いやつ!
    さすが凄みのある食べ応えで、口いっぱいに鳥貝充満!
    シャリとの一体感もバッチリ。  塩気と素材の甘さの合致ポイントが高いです。










     あじ
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     大ぶりな個体を思わせる身厚で脂ノリも最高。
    プリプリでモチッ、アジの風味が立つ。 光物とも素晴らしく合う酢飯最高!











     みる貝
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     大ぶりな本ミル。
    仕事の塩気が穏やかに甘さを引いて、ミル貝の旨味をグググッと高らかに持ち上げる。
    コリコリ感ハンパねぇ。  潮香とシャリのハーモニー最高。











     かつお
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     凄み感じる仕事感。
    上品に薫る稲藁の燻香。
    鰹の鉄の味わいとシャリの相性も抜群です!










     まぐろ ヅケ
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     旨すぎでしょ!?
    美家古由来の古典的な柵漬けで引き出すマグロの味わい。
    カドのない調味感と味わいをリードするシャリとの合致。













     青柳小柱
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     素材の旨味、仕事の旨味が奏でるハーモニー。
    潮彩の情景が瞼裏に映されます。  海苔旨いなぁ~












     とろ
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     トロける脂質トロではなく、味わい深い赤身質にキメ細かな脂質。
    その美しさから想像できる芸術的に滑らかな味わい。  旨いっ












     ぼたんえび
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     かなり大きなサイズ。 氷水での洗仕事で清涼かつ締りの良い甘さ。
    トロけます。  生モノにもシャリが合ってる。。。 凄いな。













     しゃこ
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     身厚で立派な蝦蛄。
    ポクポクっと崩れ、蝦蛄ならではの風味高らかに、そして濃厚エキスな煮ツメの深い味わい。
    これぞ江戸前仕事の鮨といった貫禄か。  
    煮仕事にもバッチリ合致するシャリ。。。  互いを旨く幅広くと。












     うに軍艦
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     出ました! ウニタワー!
    2種類の無添加ウニがふんだんに盛られて。
    親方曰く、素材そのもので仕事する事がない鮨タネなので、たっぷり盛って喜んでもらう。。。
    江戸の粋ですね。
    いや~  質の良いウニを口いっぱいに頬張れる幸せ。  











     煮はまぐり
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     クリアで旨味たっぷりの漬け込み煮仕事。 
    食べ応えのあるサイズで口いっぱいになる蛤。
    噛むほどに旨味が溢れ、飲み込むのが惜しく、いつまでも噛みこんでいたいくらい。
    芳醇なツメの味わいが、蛤の旨味にエッヂを立てて旨口全開な美味しさへと引き立てる。










     鉄火巻
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     ハガシや赤身、中トロなど数種の鉄火。
    量がハンパないです。 シャリよりネタが占めてる。
    最後の〆にこのヴォリューム(笑)  やばいです。
    マグロの旨味と塩気でシンプルに旨味を高めて、旨口の酢飯と風味高い海苔との相乗感。
    しかし凄い食べ応えで、これだけでも満腹になれるんじゃないか?とも。
    酢飯の協奏は最後の最後まで続き、どのタネにも計ったかのようにピッタりとハマる。
    職人の世界です!
    タネ質的には凄く目を見張るものではないものの(もちろんかなり旨いです)、
    仕事で高らかに旨くし、酢飯の美味しさでさらに押し上げるような迫力。
    シャリの美味しさこそ正義ということに、改めて気づかされた次第です。




     圧倒的な男鮨ながら絹のような繊細さをも持ち併せる、極上の江戸前鮨でした。
    初にしてお気に入りです!  また訪れたい。







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