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  • 孤高 ~心を求めて〜

    和食懐石 中神 (蒲郡市拾石町) 

     蒲郡にて、素晴らしい技でもって都会の一流店をも凌愕するような中神さん。
    相変わらず月替わりの昼膳ばかりで、逆に勿体ない使い方だとは思いますが、
    気軽さの中にある真骨頂が感じられるので、やめられませんわ(笑)
    膳とはいえ手抜きすることなく、技を惜しげもなく披露。
    高級な素材使いよりも、
    いかに仕事で美味しくされてるか感じられる事が好きなボクには、コレがピッタリかも。
    まぁ、そりゃぁねぇ、押してくるような凄味はないものの、
    沸々と込み上がるような、仕事への連想と想像力が膨らみ、
    一つ一つの料理への敬服の念が湧いてくるんだよね~
    しかもこれだけダイナミック且つ繊細な超絶仕事人なのに、
    全く奢ることなく、偉ぶりもせず(偉いのにね)、
    いつもこうべを垂れるような御姿勢の見えるご主人。  素敵じゃないか。




     松花堂的な膳ですが、一つ一つを懐石仕立てに編成しつつ味わうと、、、
    なかなかに壮大なドラマが感じられて楽しいです。






     小鉢
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     小松菜・トマト・カリフラワーの胡麻和え。
    ミルキーな胡麻のドレスによって小松菜の蒼さがより風味を帯び、トマトの酸も甘やかに、
    カリフラワーのコクも爽やかに。
    なんとも絶妙な調味、その組み合わせによって奇はてらわずして新たな美味しさへと。




     小皿
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     地葱とアミ海老の和風チヂミ。 梅肉卸し。
    ネギチヂミなんだけどアミの濃い旨味と梅肉卸しの風味がイイねぇ~
    たっぷりのネギも嫌味なく、風味がしっかりと味わえて。





     小鉢
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     ホタルイカ・ブロッコリー・・新玉葱  味噌ドレッシングがけ。
    こちらもアイデアというのか、ひらめきのようなセンスが理にかなっており、
    ホタルイカのコクと新玉の瑞々しさとクロスオーヴァーしながら、
    味噌を得たコートが繋いでゆくような描写感。
    斬新なようでも安心感のある、安定された美味しさです。





     高台小鉢
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     牛蒡豆腐・オリーヴオイル醤油・卸生姜。
    おぉ! これは驚きの味わい。  しかも旨い。
    ありそでなさそう、、、いや、ずっとあったかのように自然な味わいでもあって。
    凝縮感ある牛蒡豆腐をオリーヴオイルで滑らかにマリネされて、醤油を外側でコート。
    それが軸の味わいを潰すことなく、調味も効いて、 新たな和伊なる味覚を感じます。






     お造り  
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     大根妻・山葵・紅たで。
    魚は 『よこわ』 と 『ひうち鯛』
    ひうちだいは姿こそホラーぽいけど(笑)  キメ細やかな身質は繊細で旨い。
    よこわはマグロ若魚かな?  三河水揚げならではの魚介たち。
    鮮度の良さを出しつつ、ガチで処理されてるので臭みや強味は皆無。
    ほどけの旨い味わいなのです。  この値段での山葵も嬉しい限り。
    大根妻が甘くて美味しいんだよね。
    さらし方とか切り方1つで違うんだろうね。  さすが、いぶし銀の職人技!






     鉢物
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     さごし玉子 けんちん蒸し。  人参・絹さや・木耳・銀庵。
    温かい料理は魅力あります。
    フワフワ玉子の下にはサゴシの蒸しが鎮座。 これがホクホクで旨いなぁ~
    餡の濃厚な鰹の出汁がええ香りです。







     御飯
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     筍ごはん。
    出汁の香り心地よく、でも支配されてなく軸は筍にあって。
    さすがの貫禄感じる旨さだよね~

    大根・高菜・柴漬け  香の物も引き立てるね。





     汁椀
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     豆腐・若布・なめこ・三つ葉   赤だし。
    イメージ通り、見た通りのプロの味噌汁の味です。
    味わいのクラスタが細やかなんだよね。  






     デザート
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    抹茶あんみつ。  
    カシス寒天・苺・パイナップル・キウイ・バナナ

    これが味わいの構築性があってちょっと驚きの旨さ。
    色目の印象もあるのかもしれないけど、何だかフランス菓子風の味わいにも似た構成力。
    果実の酸味とアンコの甘さ、抹茶の甘やかな碧の香りなどが絶妙に絡み合う。
    トロピカルフルーツの感じも、何となくあーゆーイメージを生むのかも。
    美味しかったよ~






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     全容だとこういう感じ。
    ですが、一つ一つにストーリーがあり、とても楽しいです!!









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    和食 牧野 (蒲郡市旭町) 

     久しぶりに牧野さんへ。
    こちらは重厚な庭園を配された老舗懐石料理店ですが、
    敷居は低く(入りやすいとは違うけど)、どなたにでも美味しい和食を味わってもらいたい!
    というような、ご主人の姿勢が伺え、
    また、割とご高齢ながら(まだまだ現役でしょうが)その創作意欲というか、
    飽くなき探求心のようなところが感じられ、それを見事に季節の食材に反映された料理です。
    お昼の松花堂はお得感満載で、いろいろな彩料理で楽しませてくれます。


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     店内リニューアルされたようで、あるで新店舗のようで驚いた。
    イメージは損なわず、昔のままの牧野さんです。
    凄いな。 意欲が。
    まだまだやるぞ! という気持ちがいっぱい溢れてるよ。
    そいえばここは、丸の内の仙人も御用達だったな。







     お昼の松花堂弁当
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     二段重になっていて、蓋を開ける時は毎度ワクワクしますね~
    キリリと赤みそを立て、出汁感のある味噌汁もヨダレがあふれます。






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     この日の目玉は 『千魚(ちか) 』 と呼ばれるワカサギに似た海水魚。
    それを甘露煮にしたててあり、淡白ながら奥のほうからやってくる旨味を堪能。
    雑味を感じない質やかな味わいは、クセが無くホロホロと崩れるように。
    濃い味のようで調味の支配がなく、素材を生かす仕事。
    ビーツのムース仕立てなんて、、、 イキだねぇ! しかも美容効果謳ってたりと、
    抜かりが無いです。  
    南京饅頭もここの定番で、仕事が伺えるのが嬉しいな。
    魚のすり身の菱餅なんてものまであるよ。 手が込んでます。





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     造りはマグロとホウボウ。
    ホウボウ旨いな。  火を通したものの方が好きだけど、蒲郡ならではの刺身は贅沢!
    天ぷらも定番ながら仕事がキッチリされており、揚げたてを熱々しながら天つゆで頂くのもオツ。





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     甘味は草餅。  
    こーゆーのが良いんだよね。  嬉しい^^








     ご主人の仕事は早くクイックにも頂けるし、まったり庭園を眺めながらのんびり食すのも良い。
    イマドキの最先端な感じではないけど、ここに来ると心が安らぐし、
    追ったり追われたりの食から解き放たれます。   









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    とんかつ椿 (豊橋市西幸町) 

     そぉいえば、椿さんにカキフライあったなぁ、、、
    思い出したら急にたべたくなった!  
    トンカツ屋でカキフライ、、、  先日の稲穂@新安城での良い印象があり、
    最近、抵抗なくオーダーできます。  
    もちろん、安心・頼りになるお店だからこそってところもあるけど。

    椿さんの、古典的な『や(よ)うしょく的』 重厚な揚げ油で揚がった牡蠣にも興味ありますし。





     店主の美しい動作が生む音にも注聴しながら、出来上がりへのプロセスを想像進行させながら待つ、、、
    それも楽しみなんだよなぁ~
    徐々と香りが充満してきて、イメージと一致してゆく感覚が楽しい。
    シャキシャキと小気味良くまな板を叩きながら刻むキャベツの歯切れ良い音とかね。
    良心的なんだよなぁ~  と。








    お!
    来ました!





     カキフライ定食
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     こう来たか!!!
    かなり大粒の牡蠣フライが4P、ドカッっと鎮座。
    手のひら部分サイズのカキフライは見ごたえもアリ、
    粗引きのパン粉が揚げ油のラードの香りを吸って芳しい!
    食べる前から、、、 旨いに決まっとる! と、確信。



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     レモンをギュっと絞り、、、 まずはそのまま頬張ります。
    ハフハフ~  熱い、、、 相当に熱い。  だけど頬張らずにはいられない美味香。
    口いっぱいに頬張れば、、、  おぉ! 口内一杯に広がる磯風味!
    こう来るのは分かっていますが、それでもそれ以上の風味に驚きました。
    『牡蠣~!』 という風味に支配された口腔は磯やかになり、香りから膨らんでくる旨味がジュワ~っと。
    イマドキではなくクラシックにしっかり火入れされてるので、
    エロティカルな食感は無いですが、これでいいのです!
    カキフライの美味しい揚げ加減を熟知してるかのような貫禄の火入れ。
    縮みなく大きさを保ったまま、適度に水分を抜き美味しさを凝縮させた職人の揚げ。
    重たさのあるラードでも酸化なく管理されてるので、食べ応えは爽快ですら。
    フライ料理という洋食要素をしっかり感じさせてくれる。
    臭みのくの字すら感じさせない、丁寧な下仕事でもって雑味なく。
    気付けば、、、 ソース掛けることなく完食。
    だって塩気で下味しっかりついてるし、牡蠣自体の旨味がパないんだもの。
    ここからの調味は無粋・無意味かと。
    甘いキャベツの千切りの存在に意味があり、最後まで失速することなく。
    確かに重厚な仕上がりですが、揚げ物だもの、、、 そこは当然かと。
    食ったなぁ~! という満足感がありますね。




    予想してない大きさ、質の高いレヴェルの牡蠣が頂けて嬉しすぎる誤算。
    これはシーズン中、牡蠣欲したら食べたい逸品だ。
    湖西まで行かずとも豊橋で済む。




    しかし、、、大衆的でかなり古びたお店ですが磨き抜かれた清潔感があり、
    料理人・商売人としての魂の日はメラメラと燃えていることが感じられます。








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    和食懐石 中神 (蒲郡市拾石町) 

     安定の中神さん。  
    美味しい日本料理を気軽に食べさせてくれる。
    でいて、長年培ってきた技を惜しげもなく、
    値段、食材に関係なく料理の神髄を魅せてくれる。

    さて、1/7昼限定で七草粥があるとの事で、、、 飛びついた次第(笑)
    旬や土着、風習・文化的なものは積極的に感じたいものです。
    長い年月を経てきた温故知、時の重さもね。




     睦月いろどり御膳
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     小鉢  胡麻辛し和え
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     菜花の旬の風が体に染みいります!
    プリプリ数の子も贅沢。  ツンと鼻を突く辛子風味が爽やかに。




     小皿  めひかり南蛮漬け
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     飲める酢加減、奥ゆかしさでメヒカリの味わいを立てます。 
    紅白なますもさすがの仕上がり。





     小鉢  黄金グラタン
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     洋と思いきや、奇をてらわず落ち着いた味わい。
    帆立貝柱を軸に玉葱の甘味、しめじの風味、ブロッコリーの食感と香り。
    何気ない小鉢と言えども小さな巨人。






     高台小鉢  甘藍豆腐そぼろ味噌掛け
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     そぼろ味噌に主役を譲ることなく、新春めいた甘藍の風味。






     お造り 
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     ばば鰈、生鮭。
    ばばカレイは初めて聞きましたが、もっちり熟成させて旨味がのってます!
    エンガワもあり、甘さも堪能。  レモンが良い仕事してる。
    大根のツマやワサビなどにも気高さが感じ取れます。






     鉢物  薄葛煮
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     葛のとろみに和食への敬愛を感じます。
    小松菜、白菜やアミの旨味と香りが心地よく、シャキッと木耳の食感のメリハリも。
    厚揚げも美味い。
    しみじみ旨く、調味もしっかりなので主肴級の味わいを感じさせます。







     御飯   七草粥
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     いや~ 優しく癒されます!  米を砕いて違和感なくスーーーっと染み入る。
    芹の香りが心地よく、感覚を癒してくれるように。
    こういう素朴なものにこそ、歓びがある気がします。
    味変?用に、あんかけ出汁も添えられて、いろいろ楽しみました!
    ちなみに、通常のかやくご飯も選択でき、しかも! 
    お替りはそれぞれ変えて楽しむ事も出来るという、、、
    なんと太っ腹な!  粋です。
    しかし、やはりコンセプトとして満腹はやめておこうと。
    八分目で癒すのがベターかなと言い聞かせ(笑)  

    柚子漬けの香の物も美味しっ!



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     しじみの味噌汁も染みわたるね~ くぅ~~~
    しじみ自体の旨味と中神さんのお出汁は巧みに溶け合い、濁ることなく旨いです!









     デザート  白玉ぜんざい
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     こちらもFBのメニュゥ見て楽しみにしてました!
    やはり和には和の〆ですよ。

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     大納言小豆を丁寧に炊き、フルフル絹やかな白玉を浮かべて、、、
    あぁ極上の味わい。  
    とても美味しく、甘みもしっかりしつつスっと溶け。
    絹肌のとても軽やかな白玉はすっごく好感が持てました!  








     
     力は抜いても手は抜かない、 もてなす料理への姿勢が素敵です。






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    魚丈本館 (蒲郡市西浦町南馬相) 

     漁港メシです。
    古くからある魚丈さ~ん。   超超久しぶりの訪問。
    西浦漁港で揚がる魚貝に強いお店です。
    しかもリーズナブルかつ多種多様なメニュゥも魅力。
    佇まいもDEEPローカル。  孤独のグルメ映えしそうですね。
    実は最近、カキフライ病でして。。。
    めちゃめちゃカキフライが恋しいの(爆)
    過去にないくらいカキフライが食べたくて食べたくて。。。  そんな病を発症してます。
    なので魚丈さんでカキフライ食べよう!と思って訪問したんだけど、、、

    もちろんメニュゥにはあるんです。  あるんですが、、産地明記がなくて。
    蒲郡では地場産の岩ガキみたいな牡蠣がローカルに出回ることがあり、
    それなら嬉しいんだけど、もしかして舞阪や浦村だったりしたらなぁ、、、
    いや、舞阪も浦村も大好きなんだけど、、、  
    そう、魚丈さんでは地物を食べたい! ていうか食べるべき!  なので躊躇。
    結局、このお店のキモでもある刺身いっとこ!
    ということで上刺身定食に落ち着いた。
    ちなみに上と並の違いは、赤座海老(手長海老)が入るかどうからしく、、、
    即答で上。

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     三河の深海の幸です。  
    大きなサイズの赤座海老、沖鰆、ゆめかさご、むつ、ヤリイカ、平目昆布〆、、、
    マグロが入ってないのはかなりポイント高い!!!
    フレッシュなものからしっかり脱水・寝かせを経てるものまでバラエティに富んで。
    手長海老は火を入れた方が美味しいと思うけど、これは贅を味わうものだからね。
    その流儀で醤油チョン付けして甘さを楽しみます。
    贅沢だねぇ~  甘くネットリしてトロけちゃう。
    平目のネッチリ加減は江戸前鮨店なみで驚いたなぁ。
    沖鰆も脂ノリ強く甘く。
    ゆめかさご、、、、  旨いねぇ~   甘く濃厚な味わい。
    塩で食べたいくらい。

    どの魚介もここならではの味わいがあり、価値を深く感じます。
    近くに 『みついと』さんもあるけど、ここもええわ。
    でも定食じゃなく、ア・ラ・カルトオーダーでいろいろ楽しむのがベター。
    なんと! メヒカリの刺身やタカアシガニなんかも食べられるのだ!






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     ガス? 赤車?
    菜の花で和えた小鉢も美味しいし、、、

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     椀の魚介のつみれからの香りと出汁が、、、
    ラーメン店顔負けの出汁加減!  
    濃厚な旨味はラーメンスープなみのアグレッシヴ感。
    ええですな~   










     まだまだ深くありそうです。  西浦・形原・蒲郡漁港界隈。
    何件か目をつけてるお店はあるので、今後随時と渋くキメて行きたいと思います!







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