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  • 孤高 ~心を味わう〜

    和食懐石 中神 (蒲郡市拾石町) 

     正当な和食というものを気軽に味わえる中神さん。
    お気に入りなのになかなか行けず終いで(汗)
    久々の訪問。  
    知る人ぞ知る、、、でもないか、 地元近郊では名高い料理人ですね。
    この地において日本料理を広め、貢献した1人でしょう。
    その腕前は確かなもので、門下というか弟子というか、、、その数も計り知れない。
    でもって奢らずとても低い姿勢でいらっしゃる。
    中神さんの城である、ここ和食懐石・中神では、
    その昔の某料理長時代ほどの高級食材を使うことよりも、技で食材を美味しくする方向にあり、
    真っ当で顔の見える料理作り、そして客の顔も見ている料理に魅力があると思います。

    ホントは夜に伺うべきところですが、何せ思い立っての行動、今回はお昼で。









     昼は、『いろどり御前』 という松花堂縁高STYLEの一択。 (前日までに予約すれば夜の懐石も可能)
    これがなかなかバラエティ感あって楽しいのです!
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     三つ仕切り
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     煮浸し(切り干し大根・菊花・舞茸・水菜)、 土佐酢和え(冬瓜・若布・白木耳・帆立)、
    さごし照焼。
    煮浸しや酢和えは優しくお出汁の香る上品な味わいで、素材を素直に引く味わい。
    さごしの照焼は温かく、甘醤油でもって身の味を立てます。














     高台小鉢   チーズ風味田楽・茄子・ピーマン・粟麩
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     こちらは色濃い味わいで、調味の強さが光る。
    チーズを充てて洋風か? と思いきや、現代風日本料理として凛としてる。
    けして創作和食には思えないよ。 
    作り手の纏ってる和食の魂が表現力を鮮やかにしてる。












     お造り   鰹と白ムツ
    2 鰹白ムツ

     刺身ではなくお造りとして。   
    さっとたたいた鰹は瑞々しくもほんのりスモーキーにも感じられ、
    旨味をギュっと凝縮。
    白ムツのプルっとくる旨味は奥深く、香りが薄れるにしたがって旨味が露わに。
    お気軽でもおちゃんと本山葵を使うところにも気概の高さが伺えますね。
















     鉢物   利休庵掛け
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     紅葉豆腐・里芋・玉蒟蒻・南瓜・椎茸。
    胡麻の葛餡で彩られた味わいは、滋味深く、、、味わい深く。
    利にかなったような美味しさがあり、呼吸深く感慨。
    特に里芋の美味しさが高まって、とても素敵でした!

















     鮭御飯
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     自然体な味わいの鮭ほぐしの旨味。
    艶やかな米の甘さに風味が乗ります。







     汁椀
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     小松菜・厚揚げ・しめじの赤だし。
    厚揚げの味噌汁は今まで思いつかなかったけど美味しいネ! 
    是非真似してみよっと(笑)
    お出汁が優しく香り、味わいキレイでしみじみ旨いっ!





     香の物
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     小葱・味噌牛蒡・しば漬け。
    食と香りのアクセント!
















     甘味   安納芋のクレームブリュレ
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     まぁ、、、まぁ、、、、まぁま。  
    最後の最後で創作洋になっちゃうけど、受けは良いだろうね~
    個人的には果実一粒とか、干菓子とお茶くらいで良いと思っちゃうので、
    そこは好みから外れますが、、、  でもバラエティ感あって〆に盛り上がるね。















     気軽とはいえ、これだけバラエティ豊かで技の効いた料理が頂けて2000円もしない、、、
    超破格ですが、強弱しっかりつけてあるので安心だね。
    手軽な値段でそれ以上の技と味わいが頂ける超優良佳店です。

    ここで食事会でもやろうかな~    ぼちぼち。












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    うなぎの京楽軒 (豊川市西本町) 

     たまにはタイムリーな話題。
    金曜だけど土用の丑でした。
    個人的には蒸しの入った江戸焼が好みですが、カリカリっと直火で焼き上げた関西焼きも好き。
    結局、何でも好きなのですが・・・
    関西風の最東地域にある京楽軒さんの鰻は、特に忘れられない味わいで。
    備長炭で極限まで焼きを入れたキャラメリーゼ直火焼のサクッとした食感、
    適度に脂は落としつつもジュワ~っとあふれ出す肉汁、、、、 食欲そそる炭の燻香、、、
    濃い口甘口の深いタレ味、、、 考えただけでも 『ジュンっ』 と、キマます。










     うな重
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     この艶やかキャラメリゼな表面。
    濃い口なのでご飯のタレはいらないけど、そこは流儀に従いましょ♪
    カリッと焼き上げた熱々の鰻は、サクサクとして中はトロける。
    一口の鰻でご飯一杯はイケてしまいそうな米泥棒。
    鰻の質もだけど、ガス臭さがないだけでもかなり有難く、美味しく頬張ることが出来る。
    しっかり脂質落としてるけど、それでもジューシーを楽しめる焼き加減。
    やはり、サクッとしてジュワ~ってぇのが効いてると思います。


    ドンピシャ好みのお店は他にあるけど、
    ソールフード的な、食欲がビンビン反応してしまうように惹きつけられますね。





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    松月 (蒲郡市形原町) 

     形原漁港前から春日浦へと移転された松月さん。
    建物も立派な和の趣きで、以前の大衆食堂然とした感じとは打って変わった。
    それに伴って店名から 『食堂』が外され、シンプルに 『松月』 と。
    以前のお店より、メニュゥも絞り込まれました。 (麺類も無くなった)
    よろず食堂からしたら使い勝手はという意味では制約が出ましたが、
    値段的に変わることなく(外税にはなったかも?) より魚介系に集中できるかも。
    そこにこそ松月さんの真価を感じているので、特に何の問題もない。
    新鮮な地揚げの深海魚、食堂レヴェルを超越した細やかな和食の仕事。。。
    でも、もしかしたら世代交代されてるのかもしれない。 
    たまたまかもしれないけど、パっと見、厨房に大旦那の姿が見えなかった気がした。
    まぁ、とにかく素敵になり、気分オーシャンビュー的なカウンターパノラマ席も最高。


     さて! 魅力的なボードメニュゥから、、、 迷う迷う。 
    このままでは迷宮入りしてしまう、、、 苦し紛れのオーダー決定。
    平目の野菜あんかけ定食に。



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     おぉ豪華!   小ぶりだけど一尾の平目素揚げにたっぷりの野菜あん。

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     ゼラチン質もカラッと揚げてジューシーさを閉じ込め、ザクッと噛みこめばフワッと膨らむ風味。
    エンガワもたっぷりで贅沢。
    ミスティな香りに甘酸っぱいあんが合う合う。 野菜もシャキッと感アリつつ甘さを引き出し。
    甘酢あんの出汁も主張し過ぎず、華やかに素材たちを高める。

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     目光干しの小鉢や、きのこご飯なども定食に贅を与えてくれて、気分最高。




     どれも後味がスッキリしてるので、濃いめの調味でもまったく嫌味を感じない。
    スルスルと胃袋に収まってゆく。。。 箸止まんねぇ。




     爽快な食べ心地でもってご馳走様でした。






     
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    うなぎ はし本 (東京都文京区江戸川橋) 

     江戸焼関東風の、鰻道を極めた技と仕事が輝く老舗銘店。
    産地にこだわることなく、環境に左右される良質な個体にこだわる。
    つまり目利きこそ全てでしょうか。
    質良き素材を素晴らしい技術でもって、突き詰めた迫力の美味しさがあるかと思います。
    すぐ近くのミシュ星付きの人気鰻店と同じく、はし本さんも星付きなんだけど、
    江戸スタイルというか、下町情緒溢れアットホームな雰囲気の中、どこか気概感じる空気。。。
    気さくな接客ながら質の高い御姿勢を垣間見た。
    美味しさだけじゃなく、グっと心惹かれるものを感じたよ。
    老舗とはいえ奢ることなく、全てが洗練されています。  名店の薫り。




     うな重 特上
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     数量限定の特上。
    オーダー後に串打ちして裁き、江戸前仕事の蒸しを施した備長炭での丁寧な焼き。
    見るからに美しさがあり、光を感じます。

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     特上は量ではなく質かと。
    かなり大きな個体で迫力の味わい。  脂クドくなく、スッと解けるような脂質。
    江戸前の仕事で得たフワフワでトロトロの身質にビシッと輪郭を与える炭仕事。
    皮目はパリッとさせながら、皮下脂肪のトロトロにLIVE感があります。
    自慢のタレはとてもキレ高く、甘ったるさは皆無!
    甘味自体が低く、とてもスッキリキレッキレ!  
    鰻の風味をしっかり引き立てており、タレ味の鰻ではない。
    炭の燻香もほのかに、この重箱からの幸せの味わいに心酔。
    米の炊き加減も完璧! モチっと粘度ながら粒立ちがしっかりと際立っており、
    鰻との明るいコントラストで魅せます。








     肝吸い
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     体験したことないほどの大きな肝。
    トロけつつもプリプリな食感。 肝らしい味わいもしっかり。
    上品な出汁でもって清涼で癒される美味しさ!





     香の物
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     クオリティ高く、これでさえも感動を呼ぶ美味しさ。









     口福を感じ、満足感ハンパなかったです。
    江戸前仕事の妙と鰻の迫力ある質の高さが生む素晴らしい美味。
    キレキレの味わいとフワトロ極めた食べ心地にウットリします。






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    天源 (豊橋市広小路) 

     高級店ではないけど、勝るとも劣らない技と凛とした芯を感じる源さん。
    さりげないけど厳選された、上を向いてる食材を巧みに揚げる技。
    銅鍋と店主は一体化していると感じます。 神が宿ってるような感覚。
    それが気軽に味わえるこのお店は、佳店中の佳店ですね。
    心から美味しいものを味わいたい、そんな客でいつも賑わってます。

    本日はかき揚げの定食を。。。




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     前菜代わりに茶碗蒸しとサラダ。
    滑らかな茶碗蒸しはしっかり出汁を効かせ、卵の風味で甘くコクのある味わい。
    さりげなく旬食材を具にしてたりと、細やかな配慮が嬉しい。
    シャキッとハリハリッとさせた大根が瑞々しく美味しいサラダもGOOOO~











     かき揚げ天
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     帆立貝柱と巻海老の2種。
    衣より具が多く食べ応え有り。  
    天つゆ、塩とともに天丼に出来るように天丼つゆも供されて。
    これはイイネェ~!  
    ご飯にONしてツユを垂らせば、、、  極上のかき揚げ天丼の完成!
    プリプリの才巻の絶妙な火入れのかき揚げ、 これでもか!という具感。
    サクッ ホロッと崩れる軽やかな衣から零れるように海老海老海老!
    ハリのある身、臭みの全く無い丁寧な仕事が光ります。
    旨味の中心をグッと引いて美しい味わい。
    帆立貝柱もたっぷりの食い応えで、旨味がギュッと凝縮されてます。
    やはり食材のハリが保たれ、生の素材よりも美味しく揚がってるんだよね。
    これこそ料理だなぁ~ って思います。
    どちらのかき揚げにせよ、食材の風味にフィニッシュがある絶妙な揚げ技です。

    天丼、楽しくクセになる美味しさ!











     ヤングコーン
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     う~んミスティ。  風味が細かな粒子となってパッと咲くように散ります。








     茄子と舞茸
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     風味をギュッと濃く感じさせる。
    そして瑞々しさをしっかり保ち、香りを咲かせます。









     サツマイモ
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     もうね、、、、スウィーツでしょ!? ってほど甘い。
    じっくり長時間火を入れて甘さをグググッと引き出してる。
    でもってミスティでもあり食感のハリ。
    まさに美味しさを紡ぐ料理人の愛であり、妥協を許さない職人のスピリットであり、
    店主の感覚が食材、道具と一体化しているんだよね。










     気軽にお伺い出来るのも含めて、これぞ素晴らしいお店です。
    凛とした空気感、緊張感も素敵です。   美味の場の雰囲気があります。






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