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  • 孤高 ~心を味わう〜

    八百津の栗きんとん (亀喜総本舗・緑屋老舗・梅屋  ~岐阜県加茂郡八百津町) 

     栗の季節到来。
    フランス菓子の栗菓子もたくさんあるし(洋菓子はほぼ食べません)、
    和菓子となると栗蒸し羊羹や栗きんとんを食べると、、、
    『嗚呼、、、 秋もいよいよだなぁ』 と風情感じます。

    やはり日本人たるもの、侘びさびのある和菓子の世界観を感じないとね。
    感じるというより、感じようとしないと気づけない世界だと思います。
    形ある圧倒的なものもいいけど、やはりね。  日本人に生まれたんだから。





     さて!  栗きんとん!と言えば、、、  やはり中津川や恵那でしょうね~
    あの店この店、有名どころたくさん。
    全国区な訳ですが、ボクはそれらではなく、あえて八百津の栗きんとんが好きです。
    亀喜総本舗、緑屋老舗、梅屋・・・・ という三軒の列びがある和菓子屋ストリート。
    3店の栗きんとんを食べ比べして、当年の栗の風味の違いを楽しむのです。
    毎年、自分の順位が変わるのも興味深いところ。
    手作り、自然に由来する味わい故に違いがあるのは当然の事で。
    その大らかさを楽しむ事にこそ、小さな幸せを感じたりするものだったり。
    恵那あたりの有名どころと比べると、素朴な方向にある気がする八百津栗ですが、
    だからこそのしみじみとした深味だったり、工夫による風味の引きなどが顕著で。
    全体的に滋味深く、奥の美味しさを感じてみるとゾクゾクするほどの旨さ。
    チューニングがあった瞬間の歓びは計り知れません。



    では3軒それぞれの栗きんとんを紹介。







     亀喜総本舗
    DSC00731-2.jpg

     栗の持つ香りを生かした素材感。
    甘たるくなく、トーンは明るく、サスティンも緩やかな伸び。 滑らかに感じる栗餡。
    鼻から抜ける香りは3軒の中で1番明快かな。
    バランス良い味わい、風味も1番高らか。
    栗の粒が弾ける度に高貴な香りが膨らみます。

















     緑屋老舗
    DSC00725-2.jpg

     亀喜と比べると、インパクトは弱目でも味わいの伸びやかさが印象が残る。
    口腔内にいつまでも栗の残像があり、栗欲が充たされるような満足感は高く。
    いわゆる分かりやすい味わいなんだけど、やはり手のぬくもりというのかな?
    穏やかでとても大らかさのある清い味わいなんだよね。
    それは八百津のどのお店でも、そう感じます。
    商売以前に脈々と伝わるような魂があるのです。 















     梅屋
    DSC00738-2.jpg

     素朴でストレートに栗を生かし切る。
    穏やかな甘さで素材感を高める。 香りよし。
    栗粒も存在感があり、個人的にはストライク! で、1番好み。
    深いんだよね~   侘びさび。
    自らの好みを差し出すように寄り添ってみると、、、 そこには心地の良い穏やかな世界が広がってる。
    上塗ったものではなく、儚さ・そこにロマンを感じられるようになると、より幸せが膨らむ。












     どれもドラマティックなものではありませんが、素朴でロマンのある滋味深い美味しさがあって。
    1つだけじゃ分からないものが、3つ食べてみることで浮き彫りになってきたり。
    とても楽しいものです。  
    もちろん甲乙・優劣など愚かな番付などしませんが、食べ比べてみるのはとても有意義ですね。





     どれも好きです。  それぞれの色がありますからね。
    それぞれの色の花を、それぞれに楽しみたいと思う今日この頃。











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